第3回「初手の出し方、手札の残し方はよく考える」

では第3回「初手の出し方、手札の残し方はよく考える」について解説していきます。
第1回でリスク管理は一手一手毎に発生し、また特に重要になってくる場面があると触れました。
では、ゲームにおいて最もリスク管理が重要な場面はいつなのか?
答えを言ってしまいますと、ズバリ初手です。
初手がゲームに与える影響がとてつもなく大きいからというのが理由で、
初心者編第2回で言うところの、残り〇ターンで〇点差が付く、
の〇部分が最も大きいのが初手ですし、第6回で言う手札1枚の価値が最も高いのも初手です。
なので初手のプレイ内容が悪いとその時点で勝ち負けがほぼ決まってしまいます。
こういう感じに説明しますと、初手の引き運が強ければ大体勝てる、という風に聞こえるかもしれませんが、
重要なのはむしろ初手が弱い時にしっかり打てるかどうかです。
初手が強ければ勝つのは簡単ですが、初手が弱い時に勝てるのはしっかり初手を打てる人だけです。
また、初手に必要なカードを引きすぎた場合も選択肢が多くなってしまい、切り方出し方を決めるのが難しくなります。
以下に具体例を挙げて説明してみます。
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こちらはとどさんの原案を私好みにちょちょっと弄って、避雷針さんに撮影して頂いた後攻初手状況です。
麻雀で言う所の何切る問題的なやつですね。
リスクとして想定すべきは山の翁なのですが、待ったはEX1の酒呑童子タケノコリオンを引いてるため打ちにくく、それらを処理するには酒呑童子かフランケンシュタインを出すしか現状方法がありません。また対雪で有効なマシュを2枚引きしており、消された場合の2枚目をキープするべきか、また雪に有効な早めバーンのフランと、それをケア出来るロビンネロブライド、またアモンディアボロスに有効な龍王を持っている…という感じの初手です。
以下皆様方から頂いたプラン集。ご協力大変感謝です。
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一番多かったのが酒呑童子マシュのプラン。
ただし出すキャラが一緒でも酒呑童子の位置や手札残しが微妙に異なり、また想定しているリスクもプレイヤー間で異なっています。
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次に多かったのがマシュフランロビンでガンガン行こうぜプラン。
雪というカラーで寧々を出されている以上早め打点進行は恐らく有効です。
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私と近い意見でした。私の場合は残しはネロブライド→待ったになり理由としては、
マシュ … 消されて出しなおしたら勝ちだから
酒呑童子 … 出す以外にも、トップミカクーフーで切れるかもしれないから
待った … 見せて手札4枚にしてブラフかけるのも美味しいけど、返し翁ではなく、2ターン目以降だった場合に打てれば勝てるから
ロビン ・・・ フラン対面置きに対応出来るかつ、ウィニーパンチャーで手札がこれ1枚になったとしてもマシュ経由で出せるから
という感じになります。
その他色々意見がありましたが、元全一、フェスタ優勝者、オープン覇者など優秀な戦績を収めた方々が揃っても意見は統一されない辺りがリセの奥深さを感じさせます。
相手の返し次第なので、「これが正解の手!」というのは存在しませんが、勝っているプレイヤーのリスク管理の考え方を知ることは上達するためにとても有効な手段です。なので、
初手何切る問題はドンドン出題して聞いていこう
という感じでしょうか。
少なくとも私は初手切る問題来たらレスします。
では第3回はこの辺で。
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